サイファーの設定、物語、人間関係、セリフ

© Riot Games. All Rights Reserved.

サイファーは、ヴァロラント・プロトコルの5人目のエージェントである。モロッコ出身。サイファーは、監視ツールを使ってあらゆるものを監視する。

モロッコの情報屋、サイファーは敵のあらゆる動きを監視する、いわば「一人監視網」である。どんな秘密も安全ではない。どんな企みも見逃されることはない。どんな時もサイファーは見ているのだ。

playvalorant.com

物語

モロッコ人の情報ブローカー、サイファーは、暗く謎めいた過去を持つ。
誰とも縁がなく、家族も失ってしまったようだ。

サイファーはその監視能力と自ら構築したネットワークにより、戦場全体をコントロールし、常に敵の一挙手一投足を監視している。

性格・特徴

サイファーは、情報ブローカーとして隠された秘密や真実を扱ってきた過去があるため、独特のミステリアスでダークな雰囲気を持っている。一方、冗談好きで陽気な性格ではあるものの、そのユーモアのセンスは時に病的な印象を抱かせる。

サイファーは(ユーモアの一環として)仲間のエージェントから頻繁に小物を(勝手に)借り、味方のテックユーザーのガジェットやアビリティをいじくり回している。例えば、キルジョイからトランスミッターやコンデンサーケーブルを盗んだり、ブリーチの腕からサーボを奪い、反対に小型マイクを腕に仕込んで盗聴したり。

果ては、レディアナイトを他のエージェントから勝手に借りたりなど、その行動は多岐にわたる。

しかし、普段のユーモア好きな態度に隠れていることが多いものの、サイファーは時折その性格の暗い部分を見せることがある(これは敵チームに対するボイスラインで頻繁に聞くことができる)。

例えば、殺人者としての自分の経歴をほとんど「暴露」していたり、敵の家族の命を狙うなどの脅迫を行う。

サイファーのもう一つの大きな特徴は、情報収集の世界での豊富な経験と、その腕前に対する明らかな自負である。

その気になれば、あるいは、適切な報酬があれば、どんなに隠された秘密でも簡単に探り当てることができる、その道の達人として名を馳せているのだ。

サイファーのアビリティは、モニターの裏で情報を収集し、どんなマップでも自分で作った技術のネットワークを通じて貴重な情報を収集する、というサイファーの特徴を表すものになっている。

サイファーの様々なガジェットやテクノロジーは、すべて彼の工房で自作されたものであることが示唆されている。前述したように、サイファーは自分のデバイスに誇りを持っており、いつも新作をフィールドでテストすることに熱心である。

サイファーの性格の最も重要な側面は、おそらく匿名であることにこだわっていることだろう。

サイファーは、オーメンと同じように謎に包まれた存在である。

サイファーは自分の秘密を守ることを重んじ、個人情報を明かさず、ヴァロラント・プロトコルの仲間や戦友には自分の顔を見せることさえも控える。

「The Sting」で見られるフェイドの「ビジョン」、および彼女のソーシャルメディアキャンペーンを通じて示しされたように、サイファーが最も恐れていることは、匿名性のカバーを剥がされ、正体が明かされてしまい、彼が長年そうしてきたように、人々から監視されることである。

サイファーのネットワーク

サイファーのネットワークは、彼がミッションに持ち込むパーラートリックをはるかに超えて広がっていることがほのめかされている。

サイファーの監視ネットワーク網は国際的なものであり、ゲーム内のマップだけでなく、多くの監視をたった一人でこなすことができる(かつてソーヴァは、街全体の監視をサイファーひとりに臆面もなく任せたことがある)。

ボイスラインでは、サイファーは彼らの世界(アルファアース)への「侵入」を検知する役割も担っていることが示唆されている。これはおそらくレギオンがテレポートして攻撃を行うことの別の表現であろう。

これは、サイファーのネットワークの規模と重要性、そしてそれがチームにもたらす価値の大きさを物語っている。

サイファーのオフィスは、射撃訓練場にある小さな部屋である。この部屋は「聞き取りステーション」として機能し、サイファーのネットワーク網から収集されたあらゆる情報をすべて快適に監視可能である。

ブリムストーンのオフィスとは異なり、サイファーは見た目よりも機能を重視し、個人的な手紙や写真などは置いていない。

サイファーの家族

サイファーの性格やバックストーリーで最もデリケートな事柄は、彼の家族である。

サイファーには妻のノラと名前が不明の子供がいる。

サイファーが家族を大切に思っていることは明らかだが、事あるごとにサイファーは家族を「失った」ことをほのめかしている。

この「喪失」が一体なにを意味するかは不明だが、サイファーの歴史において極めて重要な役割を担っていることは明らかである。

家族を失ったことはサイファーのキャラクターの最も際立った側面の一つであり、それはあまりにも頻繁に、そしてあまりにも悲劇的な意味合いで現れるため、おそらくサイファーの家族はある時点で死んでいると多くの人は仮定する。

多くのボイスラインもそれを暗示しているように見えるが、その仮定をあからさまに否定するようなヒントもある。

例えば、サイファーの人物調査書の最後には、サイファーが家族に顔すら見せられないというコメントが書かれている。

これは表面的には、サイファーの家族が死んだことに対して、サイファー何もできなかったというフェイドの辛辣な言葉とも言える。

しかし、この人物調査書のメッセージから考えると、家族は生きているが、サイファーが秘密主義を貫いたために家族に会えない、サイファーの匿名生活のために彼の家族が犠牲になっているということを暗示しているように思えてならない。

そこで重要になってくるのが、「サイファーの家族は死んだ」という説がいかに有力であっても、それが真実であると確定されたわけではない、ということだ。

実際、分析をしてみると、あるヒントや文脈の手がかりをどう解釈すれば、まったく違う結論になるかがすぐにわかる。

サイファーの考察を促す復活のボイスライン「一瞬だが、あいつらが見えた」は、反対の状況の例として挙げることができる。

死からの復活に関連していることから、「あいつら」という言葉が示すのはサイファーの家族が死んでおり、あの世で一瞬会ったという文字通りの解釈だ。

しかし、同じように、サイファーが死の間際に走馬灯のように人生を振り返り、愛する妻や子供たちがその人生の重要な部分であったため、死の直前に垣間見たという解釈もできる。

サイファーの家族の状況を有名な思考実験「シュレーディンガーの猫」になぞらえるのは悪くない例だろう。

サイファーの家族が生きているか死んでいるか、どちらも同じくらい可能性がある。

サイファーの家族の状況は非常に推測的にしか洞察できないので、どちらの選択肢も「真」ということができないし、「偽」ということもできない。

シュレーディンガーの猫は、1935年にオーストリアの物理学者エルヴィン・シュレーディンガーが発表した物理学的実在の量子力学的記述が不完全であると説明するために用いた、猫を使った思考実験。
Wikipedia

バインド

サイファーの故郷はモロッコのラバトである。

彼は故郷に深い個人的なつながりを持ち、現状のキングダムコーポレーション配下の故郷の有り様に対し、強いコメントを残している。

サイファーは、メガコーポレーションによる再開発前のバインドに住んでいた。

科学的な進歩やキングダムコーポレーションの目的追求のため、ラバト市内の多くの古い文化や歴史が破壊された。

このため、サイファーはキングダムコーポレーションに対して強い憎しみを抱いている。

オメガアースのサイファー

オメガアースのサイファーに相当する存在は、最近の出来事にはあまり関与していない。

最後に彼が見られたのは、RETAKTEシネマティックで、彼はΩ-ヴァイパーとΩ-ジェットと協力して、アイスボックスにスパイクを設置しようとしていた。

サイファーはサイト上に位置するスナイパーとしてセットアップしていたが、シネマティックの冒頭でヨルに倒されてしまった。

フェイドの人物調査書

脅迫者(フェイド)は、サイファーの仕事の本質に関する彼の不安に亀裂を入れ、大きな不快感と苦痛を与えている。

まず、サイファーの「秘密の」隠れ家をさりげなくリストアップし、情報ブローカー(サイファー)の心に大きな動揺を引き起こしたことは間違いないだろう。

フェイドは、自分の隠れ家が安全でなくなったことを知ったサイファーがどう反応するかを考え、地下に潜り、密かに嘘をつくことを提案する。

そしてサイファーが自分のアイデンティティの基本的な要素さえも、親しい人たちと共有したがらないことについて書いている。今日に至るまで、サイファーは仲間に素顔すら見せていないようだ。

そのため、サイファー家族にも顔を見せられないという犠牲を払っている。少なくとも、ノラ(妻)と子供1人の家族がいることは、書類から確認できる。

外見

サイファーの外見は、スパイや私立探偵らしい姿をベースにしていると言える。

サイファーの外見で目立つのは、膝から首元まで伸びる大きな白いコートである。

ダルグレーのズボンをはき、異様に平らな黒い靴を履いている。

主に黒と白を基調したコーディネートだが、金色や茶色、青色が衣服の様々な部分に見られる。

サイファーの肌は一切直接見えない。

標準的なコートとズボンに加えて、サイファーは青い手袋と特徴的なマスクを着用している。

手袋の中心には青い磁石があり、サイファーは自分のアビリティを手に戻すことができる。

マスクの目の穴は六角形で、青く輝いている(これはサイファーが使用する視界向上のテクノロジーの一種であることが確認されている)。

サイファーのアビリティは、すべて黒を基調としており、青、金、赤のアクセントが見受けられる。

このルールの唯一の例外は、ニューラルセフトであり、使用しないときはサイファーの帽子の代わりとなっている。

人間関係

ヴァイパー

ヴァイパーはサイファーの情報収集能力の高さを熟知しており、しばしばサイファーの指示を仰ぎ、敵に関する情報を得る。サイファーはヴァイパーと一緒にいるときは、かなりふざけた態度をとるが、ヴァイパーを本当に怒らせないように、ラインを超えないようにしている。

 

オーメン

サイファーは、オーメンの過去に関する重要な情報の在り処を知っているようであり、オーメンの依頼でその情報を入手した。しかし、サイファーはこの情報を得るために「いつもの監視の手口以上のもの」を使う必要があり、オーメンが要求された「対価」を支払うまで一切明かすことを拒んでいる。サイファーが手に入れた情報の内容や、その対価としてオーメンに何を要求したのかは、いまだ不明である。

キルジョイ

サイファーとキルジョイは仲が良く、常に情報を共有しながら一緒に行動している。前述の通り、サイファーには他のエージェントから必要なものを「借りる」傾向があり、キルジョイもその犠牲となることが多い。また、キルジョイの無邪気さを守ろうとするなど、父親のような態度をとることもある。

ソーヴァ

サイファー自身はソーヴァとの関係に特に問題があると思っていないが、ソーヴァはこの情報ブローカー(サイファー)に強い嫌悪感を抱いている。ソーヴァは「正直さとオープンマインド」を大切にしており、それはサイファーの秘密主義や機密保持の手法とは正反対である。実際、ソーヴァはサイファーを心から嫌っている数少ないエージェントのひとりである。

セージ

サイファはセージの蘇生能力に大きな関心を寄せている。このことから、サイファーは家族を蘇らせるためにセージの助けを求めていると解釈される(家族が本当に死んでいるという仮定で)。しかしこれは未確認である。セージはサイファーの能力を認めるが、それ以外のことはあまり語らない。

チェンバー

サイファーがチェンバー自身の暗い過去をなんの苦労もなく簡単に暴くことができることを十分理解しているため、チェンバーはこの情報ブローカー(サイファー)をいつも警戒している。サイファーの知識の価値、特にサイファーが知っている自分についての秘密について、頻繁にコメントしている。

フェイド

サイファーは、エージェントの中でも特にフェイドと強い絆で結ばれている。フェイドは彼と同じく情報収集に長けており、彼の尊敬と憧れの的となっている。スティング作戦ではフェイドの捕獲を担当し、その後尋問を行うが、フェイドの能力とその手腕に翻弄され、評価を下げることになる。尋問の後、フェイドのブリムストーンへの勧誘を提案したのはサイファー自身であった。

カード

更新中。

ボイスライン

更新中。

 

Reference: VALORANT Lore Wiki (Lore Credit and Sources

タイトルとURLをコピーしました