ブリーチの設定、物語、人間関係、セリフ

ブリーチはVALORANT PROTOCOLの13人目のエージェントで、スウェーデン出身のテック・ユーザーである。ブリーチは現場で仕事を完遂させる己の能力に自身を持っている。

生体工学を駆使した義肢を操るスウェーデン人のブリーチは、強力な衝撃波を放つことで、敵陣地への突破口を切り開く。敵にダメージや撹乱を与えることで、戦いを有利に進めることが可能だ。

物語

スウェーデンからやってきたブリーチは、金稼ぎが大好きなテック・ユーザーである。VALORANTプロトコルの13人目のエージェントである。

生まれつき腕がなかったブリーチは、レイズによって大幅なアップグレードとカスタムワークが施された自作の義手を使用している。

以前は傭兵だったことを明かしている。

エージェントカードやボイスラインから、様々な手口を持つ経験豊富な犯罪者であることがわかる。ブリーチのエージェントカード「Big Payday」では、未知の緑色の物質が入った金庫に侵入したことが描かれている。

Breachの腕には、壁を貫通する爆発を起こし敵に大きなダメージを与えるアフターショック、貫通する閃光で敵を見えなくするフラッシュポイント、地震を再現し敵をスタンさせるフォールトラインなど、様々なアビリティが搭載されている。ブリーチのアルティメットアビリティであるローリングサンダーは、敵を空中にノックアップし、より広範囲に渡ってスタンさせることができる。

ブリーチはキングダムコーポレーションを軽蔑しており、公然と反対しているが、その理由は不明である。

ベータ版のプレイカードにはブリーチが犬を連れている姿が描かれており、おそらくグレーター・スイス・マウンテン・ドッグと思われることから、ブリーチがペットを飼っているという説が有力である。

フェイドの人物調査書

脅迫者（フェイド）は、ブリーチ一家についての情報から書類をスタートしている。明言されているのは「調査され、処罰された」ということだけであるが、これはブリーチ一家が全員犯罪者であったことを暗示している。

ブリーチ一家は、人生の大半を犯罪に捧げ、その仕事に熟達し、名声を博していたことが仄めかされている。しかし、やがて、ブリーチ一家は法に捕らえられ、裁判にかけられ、処罰された。

通常であれば、ブリーチ一家全員が等しく刑を受けることになる。加害者自身ではないにしても、共犯者として等しく責任を負うからである。しかし裁判官は、生まれつき腕がなかった小さな子どものブリーチを気の毒に思った。そのため、ブリーチの罰は他の家族ほど厳しくなく、実際には、ブリーチは何の罰も受けずに済んだようだ。

犯罪者として捕まった後、自由に生活できるようになったことは、多くの人にとって喜ばしいことだが、ブリーチには不満であった。ブリーチにとって、この寛大さは不名誉なことであり、自分が「尊敬する」一家と同じ待遇を受けるに値しないということの表れであった。

名誉を傷つけられたと感じたブリーチは、残忍な報復を行った。ブリーチはその後の犯罪を通じて、自分が一家と同じ「階級」とみなされるに値することを証明したのだ。

結局、最初に判決にも関わらず、ブリーチは再び追われる身となった。

かつての一家のように法律がブリーチを追うようになり、ブリーチはついに満足した。

しかし、囚人として追われる身となったことで、意図せぬ副作用が生じた。かつて慈悲深く与えられた自由を、ブリーチはもはや享受することができないのだ。

犯罪者となったブリーチは、「普通の」生活を送ることができず、残りの人生を逃亡生活で過ごさなければならなくなった。もう二度と快適な生活を送ることはできず、ブリーチの名は悪行によって永遠に汚された。

フェイドの人物調査書からは、明白に提示されている事柄以外にもいくつかの結論を導き出すことができる。

例えば、「サルバドールへの旅」は、ブリーチがレイズと出会ったときのことを指していると思われる（レイズはブラジルのサルバドール市出身である）。

同様に、Big Payday Playercardは、ブリーチが関与した多くの強盗事件の一つについて描かれている可能性がある。

外見

ブリーチの腕は交換可能であることが示唆されており、確実にアップグレードされている。

右腕の肩には赤い四角い星のデザインが、左腕の肩には緑色の丸い星型が抜かれている。

ブリーチは自分の腕がとても気に入っており、「炭素鋼にチタンメッキを施したもの」だと自慢している。

胸のタトゥー、後ろで束ねた髪、ゲーム中の数々の言及は、彼のバイキングと北欧の異教をクリーンでモダンなルックに結びつけ、アースカラーとジャケットの背中の鹿と炎の角のコントラストを演出している。

ブリーチの靴の後ろには左肩にあるのと同じシンボルが描かれており、スチールキャップの先端にはスパイクが突いている。

人間関係

もうひとりのブリーチ（オメガアース）

ブリーチはもうひとりの自分の技量をリスペクトしている。２人の自分が揃って初めてフェアな戦いが可能であると考えている。

ブリムストーン

ブリーチはブリムストーンが過去にキングダムコーポレーションに関与していたことを嫌っており、しばしば戦闘でケリをつけようと冗談を言う。ブリーチはブリムストーンが「キングダムコーポレーションから利益をもらっているからここにいる」と信じており、「企業に買収されたやつ」と呼んでいる。一方、ブリムストーンもブリーチのことを嫌っており、「声がでかい最低の野郎」だと思っている。しかし、パッチ5.09頃にブリーチの甥を刑務所から出すことに手を貸しており、ブリーチとの関係修復を望んでいることがうかがえる。

ヴァイパー

ブリーチをVALORANT PROTOCOLに採用したのはヴァイパーである。ブリーチはヴァイパーをリスペクトしており、決して戦いをやめないというヴァイパーの特徴を称賛している。一方、ヴァイパーはブリーチの敵をバラバラに破壊する能力をリスペクトしており、ブリーチを雇ったのは良い考えだったとコメントしている。